5月の勉強会の様子
5月の勉強会の様子
みなさま
5月12日(日)15時~17時に5月の勉強会を開催しました。今月のテーマは「法改正による居場所(拠点事業)の変化について」でした。「居場所」に興味をお持ちの方や実際に利用したご経験のある方などがご参加くださいました。
はじめに、日向ぼっこの方から、「社会的養護のアフターケアを担う居場所」と居場所の定義や、「地域生活支援事業」、「退所児童等アフターケア事業」、「社会的養護自立支援拠点事業」の目的や内容、対象者等がどのように変化していったのかなどについてお話しました。
そのあと、You Tubeで公開されている4つの団体の居場所に関する動画を視聴し、休憩の後、「居場所が必要なのか?」、「現在の居場所の課題は何なのか?」、「これからの居場所はどのように変化する必要があるのか?」についてみんなで話し合いました。
皆様からいただいたご意見の一部をご紹介します。
・(動画では)みんな同じようなことを言っているように感じた。居場所は「場所」に限らない。「人」でも良い。
・パブリックには代替できないことがある。たとえば、違法行為への対応など、行政と民間の違いがあるのではないか。
・若者のニーズを考えると、居場所には、人(職員)を配置せず、場所だけ提供する方法を考えても良いのかもしれない。
・「居場所」が、何かをしてあげる場所になっていないか?「居場所」が役割を持ちすぎていることが課題ではないだろうか。
・利用する人と運営者(行政)のニーズが合っていない可能性があるのでは?
・若者は、日常的な利害関係のない友達と夜通し遊べて、親や学校の愚痴を言ったりする場所を求めていて、大人が支援したり、家に帰したりするような対応は望んでいないのではないか。
・「居場所」の規模が大きくなることでできないこと、少数精鋭だからできる事がある。
・いろいろなタイプの「居場所」があるのが良いのでは?
また、後日回答して頂いたアンケートでは、居場所を運営されているご自身のご経験を踏まえたご感想をいただきました。
・居場所のあり方について改めて考える機会になりました。
・突っ込んだお話を伺うとともに、議論、意見交換ができた。自分の考えも整理、振り返ることができた。
・居場所が何故必要か?等、当たり前のようにある昨今の居場所や居場所機能について、改めて様々な角度から考えることができて良かったです。
・いつもありがとうございます。制度ができると、予算を司る行政機関の思惑に応えるような設えのサービスになっていく傾向が、あらゆる領域で起こります。
本質は何か?簡単には答えに辿りつかないと思いますが、自問自答続けることが大事だと感じました。答えは一つではない、ということも忘れてはいけないと思いました。
・活発な意見共有ができたから(良かった)。いつも素敵な会を催して頂き、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
次回の勉強会は6月9日(日)15時~17時、テーマは「災害時の子どもの居場所」です。
勉強会への参加をご希望の方は、下記のどちらかの方法にてご連絡ください。
■お問い合わせフォーム:https://hinatabokko2006.com/contact2/
■Mail:info@hinatabokko2006.com
今年度も、勉強会は、原則第2日曜日15~17時にオンライン(Zoom)で行います(当日にZoomのURLをお送りします)。
また、初めて日向ぼっこをご利用される方は、事前面談が必要です。
たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。