NPO法人 日向ぼっこ

NEWS,勉強会

6月の勉強会の様子

みなさま

 6月9日(日)15時~17時に5月の勉強会を開催しました。今月のテーマは「災害時の子どもの居場所」でした。

 はじめに、日向ぼっこから、令和6年能登半島地震で被災した子どもたちが置かれた状況や避難施設や学校で行われたNPOの居場所事業活動等について話題提供を行い、そのあと、皆で、You Tubeで公開されている災害時の子どもの居場所に関するシンポジウムの動画を視聴して、感じたことや考えたことなどを話し合いました。

 意見交換した内容の一部をご紹介します。

・子どもへの支援が、年齢や学校(小、中学校)といった属性で区切られると、枠から漏れてしまうことがあるのではないか。
・学校を避難所にすることで、子どもたちの学びの場が奪われるのは良くないのではないか。

・東日本大震災で被災したり、支援に携わったり人たちが、今回の震災で支援活動に関わっていることを知った。
・災害になってからではなく、平時だからこそできる災害時対策や準備があると思う。
・中学生や高校生が、避難所や小学生の子どもの居場所でお世話係になることがあるようだが、それをやらない選択があるのかどうかが気になった。中学生や高校生だからこそそのときにやりたいことがあるのではないか。
・被災時にはとりわけセルフケアが大事で、自分自身のケアの仕方、環境づくりなど、自分が安心できる状況をつくることが大切だと思う。
・災害時だけでなく、普段から、セルフケアができているだろうか。
・日本には、自己犠牲は美しい、という文化があるために、セルフケアがやりにくいのではないか。

・日本だけでなく、世界各地で大規模な災害が続いている。国単位ではなく、少なくともアジア圏で、緊急時に対応できる体制を整える必要があるのではないか。各国が人員を出し合って訓練し、必要なときに派遣できるようにしなければいけないと思う。
・過去の災害時の経験や教訓を生かす仕組みが必要である。

・自分が大人になったときに、適切な判断ができるかどうか不安である。自分だけでできることは限られている。必要な知識や情報を教われる公的な場が必要だと思う。

 次回の勉強会は7月21日(日)15時~17時、テーマは「児童相談所や一時保護所での意見表明支援について」です。オンライン(Zoom)で行います(当日にZoomのURLをお送りします)。
 ※ 7月は第3日曜日となっていますので、お間違えのないようにお願いします。
 
 勉強会への参加をご希望の方は、下記のどちらかの方法にてご連絡ください。

■お問い合わせフォーム:https://hinatabokko2006.com/contact2/
■Mail:info@hinatabokko2006.com

 また、初めて日向ぼっこをご利用される方は、事前面談が必要です。
 たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。

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