NPO法人 日向ぼっこ

NEWS,勉強会

9月の勉強会の様子

みなさま

9月8日(日)15時~17時に9月の勉強会を開催しました。今月のテーマは「自立援助ホームやシェルターの活動について」でした。

 今回、話題提供してくださったのは、日頃から日向ぼっこがお世話になっている弁護士さんでした。自立援助ホームやシェルターの役割や活動について、実体験を交えながらお話いただきました。自立援助ホームやシェルターの意義や、そこで子どもに関わる大人の責任の大きさを考えさせられました。

 勉強会やアンケートでいただいたご意見・ご感想の一部を紹介します。

・自分の知らない情報や体験を聞けて良かったです。

・参加者のご意見が聴けて良かった。

・貴重な勉強会に参加させていただきありがとうございました。

・様々な事情を抱えた子どもたちにとって、自立援助ホームやシェルターで信頼できる大人と繋がれた経験は、その後の人生にとても大きな影響を与えだろうと思いました。

・子どもシェルターと自立援助ホームについて初めて知りました。このサービスを利用する少年少女たちの背景を調べたところ、約40%が親からの虐待経験を持っていることが分かりました。本来なら、もっと早い段階で社会的養護を受けるべきだった子どもたちが、大きくなって自分から声を上げられるようになるまで耐え続けていたのだろうと想像しました。感想でも触れられていましたが、そうした子どもたちが突然厳しいルールのもとで生活することがどれほど大変なことか、と考えると、このようなシェルターの重要性と役割に感銘を受ける一方で、さまざまな課題も理解できました。また、弁護士の方々の努力や優しさによって支えられているこの制度は、さらなる改善の余地があるとも感じました。

・昨日はうまく説明できなかったのですが、公衆衛生の観点から見ると、これらのサービスを利用する人々の多くは心のケアを必要としているのではないかと思います。特に、深く複雑なトラウマを抱えている場合、自分の置かれている状況に気づけず、適切な判断を下すことが難しいこともあるでしょう。だからこそ、弁護士が代弁者となることの重要性が際立つのだと思います。しかし同時に、感情をうまく表現できるような精神的ケアの重要性も改めて考えさせられました。

・全国的にみると、自立援助ホームがない地域があると知りました。どこに住んでいても必要な支援が受けられるようになるとよいと思います。また、自立援助ホームやシェルターのような施設があることを子どもたちに周知する必要があると思いました。

次回の勉強会は、10月13日(日)15時~17時です。現場で実践していらっしゃる方から、ライフストーリーワークについてお話していただく予定です。次回もオンライン(Zoom)で行います(当日にZoomのURLをお送りします)。

勉強会への参加をご希望の方は、下記のどちらかの方法にてご連絡ください。

■お問い合わせフォーム:https://hinatabokko2006.com/contact2/

■Mail:info@hinatabokko2006.com

 また、初めて日向ぼっこをご利用される方は、事前面談が必要です。

 たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。

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