養育家庭（里親）体験発表会

みなさま

　10月6日（日）に文京区シビックセンターで開催された2024年度の「養育家庭（里親）体験発表会」に参加しました。例年は、養育家庭（里親）制度の紹介の他、里親経験者の方が数名、体験をお話されるそうですが、今年度は、青山学院大学の横堀昌子教授のご講演（80分）と里親さん（お一人）からのお話でした。
　横堀先生は、児童養護施設職員だったご両親の元に生まれ、ファミリー・グループホーム横堀ホームで、たくさんの里子さんと一緒に大きくなられたそうです。ご自身の子ども時代のお話を交えながら里子さんとの関りについてお話してくださいました。講演の後の質疑応答では、参加者から、里親家庭の実子としての思いについて質問があり、横堀先生が葛藤を乗り越えるために実践された二つの方法をご紹介くださいました。先生が、この二つの方法を経て、「子どもとしての自分を回復した」とおっしゃっていたのが印象的でした。
　里親さんは、数人の里子さんを育てられた経験についてお話しされました。里親委託が終わってからも里子さんとの交流が続いているそうで、里子さんの成長を楽しみにしていらっしゃることが伝わってきました。
　横堀先生や里親さんのお話をお聞きして、いろいろと考えさせられることがありました。これからもこのような機会に参加させていただき、経験者の方のお話から学んでいきたいと思います。