10月の勉強会の様子
みなさま
10月13日(日)15時~17時に10月の勉強会を開催しました。今月のテーマは「ライフストーリーワークについて」でした。
今回は、日向ぼっこがお世話になっている他県の児童家庭支援センターの相談員の方が話題提供をしてくださいました。「ライフストーリーワークとは何か?」「他国でのライフストーリーワークの取り組み」「自分語りとは」などをキーワードに、「アイデンティティの形成」「差別や偏見」「多様性を尊重する社会」といった内容に発展していき、ライフストーリーワークの解釈や影響、それに付随すること等の視点で活発な意見交換ができました。
勉強会やアンケートでいただいたご意見・ご感想の一部を紹介します。
・ライフストーリーワークがアイデンティティ形成の一助にはなると思うが、必ずしもライフストーリーワークをしなければならないわけではない。空白であることを受け入れた生き方もあるのではないか。
・ライフストーリーワークがアイデンティティ形成になると思い込みすぎ、子どもの気持ちを考えずに大人都合で進めてしまっているような現状が見受けられる。
・そもそもアイデンティティとはなんなのか?他者と比較せず、自分を知り、自分を認め、自分に納得できることが自分らしさなのではないか。
・社会的養護の子だけ必要のようになっているが、大人も含めて、全ての人にとって必要なことなのではないか。
・ライフストーリーワークは自分語りを目指しているとのことだったが、語っても語らなくても、成育歴や家族の形で差別や偏見を受けない社会が望ましい。
・知ろうとしない、言おうとしない、聞こうとしない関係性が差別につながっていくのではないか。
・子どもにとって、よき養育者(自分の価値観を押し付けない人)に出会えることが大事。
・社会はすぐには変わらないけれど、自分のできることから取り組んで継続していくことで、少しずつ世の中は変わっていくことを信じて実践して行きたいです。
次回の勉強会は、11月10日(日)15時~17時です。テーマは「「若者と消費者被害」で、若者の消費者被害に詳しい弁護士の方が話題を提供してくださいます。 次回もオンライン(Zoom)で行います(当日にZoomのURLをお送りします)。
勉強会への参加をご希望の方は、下記のどちらかの方法にてご連絡ください。
■お問い合わせフォーム:https://hinatabokko2006.com/contact2/
■Mail:info@hinatabokko2006.com
また、初めて日向ぼっこをご利用される方は、事前面談が必要です。
たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。