12月の勉強会の様子
みなさま
12月15日(日)15時~17時に12月の勉強会を開催しました。今月のテーマは「義務教育課程におけるスクールソーシャルワーク」でした。
話題提供してくださったのは、日向ぼっこがお世話になっている現役のスクールソーシャルワーカーの方です。「公立小学校における実践から見える可能性」という副題で、どうすれば学校が「こどもまんなか」になるのか?という観点からお話しいただきました。
「① スクールソーシャルワーカーについて(沿革・法令・政策)」では、スクールソーシャルワークの起源や日本での展開、日本における法令上および政策上の位置づけについて説明していただきました。
「② 地方自治体における例(話者の勤務先を例に)」では、実際にどのくらいの人数のスクールソーシャルワーカーが活動しているのか、どれくらいの頻度で子どもたちと関わっているのかなどについてご紹介いただきました。
「③ スクールソーシャルワークの可能性(事例)」では、対象者の裾野を拡大するための取組や、誰も取り残さない工夫等について、写真等を交えてお話しいただきました。
「④ スクールソーシャルワーク実践から見た学校の課題」では、現場で活動する中でかんじていらっしゃる課題やそれを克服するために心掛けていることなどをお話いただきました。
1時間程、話題提供していただいた後、皆で、感想や質問、意見等を交換しました。
皆さんからいただいたご意見をいくつか紹介します。
〇スクールソーシャルワークの源流が、思った以上に早いことに驚いた。
〇以前は、子どもたちの生活に関わる指導や支援を、学校の先生が担っていたのではないだろうか。
〇行政の子ども家庭支援センターとスクールソーシャルワークが連携できると良いと思うが、他機関とスクールソーシャルワーカーが直接やり取りすることは可能か。
〇「こどもまんなか」にするために、こどもの意見を尊重したり、相談室の雰囲気を工夫されていることが伝わった。
○雑談などから信頼関係を築いて、大事な相談に繋がることがある事がわかった。
〇いつでもいじめなどの相談ができることを伝えると、2か月先まで予約が埋まったとのことで、潜在的な相談に対するニーズの高さに驚いた。
〇スクールソーシャルワークの歴史を考えたとき、それまで学校教員が問題を丸抱えしていたことを改めて感じ、ますますスクールソーシャルワーカーの重要性を感じ、これからどのようにスクールソーシャルワーカーを活用していくのか、いけるのか、福祉と教育が一体となって考える必要があると感じた。
また、勉強会終了後のアンケートでは、以下のようなご感想をいただきました。
○皆さんのご意見が聴けてよかった。
○地域で丁寧な活動をされている方のお話を聞き、自分も日々の活動を頑張ろうと力をいただきました。 教育と福祉が一体となって展開できるように、ソーシャルアクションをしていきたいです。 教育現場のシステム、働く環境から変化をさせる必要があると感じます。
○いつも安心して参加でき、多角的な視点からお話やご意見をお聞きでき、学びになっています。
1月の日向ぼっこ勉強会は、お休みです。2月の日向ぼっこ勉強会では、昨年度に引き続き、日向ぼっこがお世話になってる弁護士の方から、若者をめぐる労働環境等についてお話いただく予定です。詳細については、後日、お知らせいたします。
日 時:2月9日(日)15~17時
テーマ:若者と仕事(仮)
次回もオンライン(Zoom)で行います(当日にZoomのURLをお送りします)。
勉強会への参加をご希望の方は、下記のどちらかの方法にてご連絡ください。
■お問い合わせフォーム:https://hinatabokko2006.com/contact2/
■Mail:info@hinatabokko2006.com
初めて日向ぼっこをご利用される方は、事前面談が必要です。
たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。
