10月の勉強会の報告
10月12日(日)15時~17時に日向ぼっこ勉強会を開催しました。テーマは「一時保護所の現状と課題」でした。
今回の勉強会には、子どものアドボケイト活動に関わる方やスクールソーシャルワーカーの方、一時保護所入所経験のある方や弁護士の方が参加してくださいました。
まず、日向ぼっこが普段からお世話になっている弁護士さんが話題提供をしてくださいました。一時保護の役割やどんな場合に子どもは一時保護されるのかなどといった手続き的なことから、一時保護所の敷地の狭さ、都心では定員オーバーの状態が続いていること、入所期間の長期化、入所児童の登校の是非、医療・服薬の課題、子どもの特性など、それぞれの問題が子どもたちに及ぼす影響などについて、具体的にお話いただきました。様々な制約の中で、現場ではどのようなジレンマが生じているのかについてもご説明していただきました。リアルなご経験から語られる言葉には非常に重みがあり、話題提供の後は、活発な意見交換が行われました。
意見交換で出たいくつかのご意見を紹介します。
・緊急保護が必要という理由で一時保護所に入所しても、その後出ていく先がない、という現状がある。
・一時保護所によっては規則がずいぶん緩和したところもある。しかし、規則が緩くなり、自由度が高まったり、個別対応をしたりすればするほど、新たな課題が出てくる。
・一時保護所での通学支援は必要だが、限られた人員と予算をどう使うかについては、一時保護の目的を踏まえて慎重に考えなければならないのではないか。
・学校と福祉の連携が十分とは言えない。連携のハードルを下げるにはどうしたらよいだろうか。
・一時保護所ではアセスメントが行われるが、その内容を親や学校にも説明してもらいたい。
・学校や先生によって福祉との連携の程度に差があるのが現状ではないか。「こうあるべき」という形を確立する必要がある。
・一時保護所は、あくまで一時点に過ぎない。その先にどうつなげていくかが重要だろう。
・一時保護所で子ども同士が連絡先を交換することの是非については、子どもの心理的負担も考慮して慎重な議論が必要だと思う。
後日、参加者の方からいただいたアンケートをご紹介します。
・毎度ながら専門性、当事者性の高いお話を伺うことができ、大変勉強になりました。
・かろうじて発言させていただいた以外にもいろいろ言いたいことがあったように思ったのですが、冷静に考えるとどれも自分の関わる活動に固有のもやもや、悩みで、改めて、今関わっている活動の難しさを実感しました。
・共通のテーマについて様々な立場の方と交流できたことが有意義でした。
・ありがとうございました。久しぶりに参加できて良かったです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
11月の日向ぼっこ勉強会は、以下のとおり行います。
日時 :11月9日(日) 午後3時
テーマ :ライフストーリーワーク
次回もオンライン(Zoom)で行います(当日にZoomのURLをお送りします)。
勉強会への参加をご希望の方は、下記のどちらかの方法にてご連絡ください。
■お問い合わせフォーム:https://hinatabokko2006.com/contact2/
■Mail:info@hinatabokko2006.com
初めて日向ぼっこをご利用される方は、事前面談が必要です。
たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。


