12月の勉強会のご報告
12月14日(日)15時~17時に日向ぼっこ勉強会を開催しました。テーマは「親の離婚と子ども」でした。
今回の勉強会は、普段から日向ぼっこがお世話になっている弁護士さんが話題提供をしてくださいました。面会交流支援に携わっていらっしゃる方、スクールソーシャルワーカーの方、子ども・若者支援の実践をしていらっしゃる方、社会的養護経験者の方などがご参加くださいました。
いつものように前半の1時間は、話題提供者からテーマに関してお話をしていただき、後半1時間は、参加者全員で意見交換をしました。今回も、皆さんが多様な立場から活発にご発言くださいました。
話題提供をしてくださった弁護士さんは、親の代理人としてだけではなく、子どもの手続き代理人としてのご経験もおありで、「親の離婚と子どもの問題は表裏一体で、切り離して考えることはできない」と感じているそうです。法律や手続きに関する難しい専門用語もありましたが、体験談も交えて分かりやすくお話くださったので、理解が深まりました。日本の離婚制度では、調停や裁判になった場合には、親の代理人弁護士や子どもの手続き代理人、家庭裁判所のスタッフなどが子どもの意見や思いを聴くことがありますが、日本の離婚の大半を占める協議離婚では、親の離婚に関連して、子どもが意見を言う機会は保障されていないそうです。親の離婚は子どもにとても大きな影響があることです。誰がどのように子どもに説明するのか、子どもが意見や気持ちを言いたいときは誰が受け止めてくれるのかなど、課題は多いと感じました。
意見交換で出た皆さんのご発言の一部を紹介します。
・親の離婚に関する手続きの中で子どもに関わる大人が、どうかかわるか、子どもの「ストーリー」を共有できるかどうかが問われているのではないか。
・子どもが楽しいと思えることを一緒にすること自体に意味がある。
・子どもの気持ちは変わり得るということ、母親の安定が子どもの安定につながるということがよく分かった。
・現状では、学校の教員と弁護士が親の離婚に関連して協働することはあまりないように思う。
・学校に第三者が入り、学校自体をサポートすることができると、学校が良い方向に変わることがある。
・あらためて、「名字」の意味を考えた。親の都合で子どもの名字が変わる。
・物事がうまく進まないときに、自分の思いをどこにぶつけたらよいか分からず、自分は「片親」だからこんな状況になっているのだろうか、と思うことがあった。
・今も昔も、大人の事情のしわ寄せが子どもにきているように感じる。
・弁護士がつかない子どもの気持ちを誰が聴くのか。
・施設に入る前、親のネグレクトや身体的虐待があったときに、一人でずっと考えていた。どうしてよいのか分からず、だれに相談してよいのかも分からなかった。その頃が一番、話を聴いてほしかった。
・子どもが弁護士に委任したいときは、日弁連の法律援助制度を利用できる。1回受任すると、その後、弁護士が子どもの人生を伴走する役割を担うこともある。
後日、参加者の方からいただいたアンケートをご紹介します。
・場の安全性への配慮がなされていた。
・当事者を含む様々な立場・職種・職域の方と意見交換ができて良かった。話題提供者のお話が事例中心で後の意見交換がしやすかったのが良かった。
・参加できてよかったです。いつもありがとうございます。
・様々なご意見を聴くことができて良かった。
1月の日向ぼっこ勉強会は、以下のとおり行います。
日時 :1月11日(日) 午後3時~5時
テーマ : 「スクールソーシャルワークの実践から」
次回もオンライン(Zoom)で行います(当日にZoomのURLをお送りします)。
勉強会への参加をご希望の方は、下記のどちらかの方法にてご連絡ください。
■お問い合わせフォーム:https://hinatabokko2006.com/contact2/
■Mail:info@hinatabokko2006.com
初めて日向ぼっこをご利用される方は、事前面談が必要です。
たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。


