NPO法人 日向ぼっこ

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12月の勉強会の様子

みなさま

 12月17(日)15時~17時に勉強会を開催しました。テーマは、「自己理解について」でした。

 今回は、「自己理解」という言葉の一般的な用法や定義などについて、内閣府の「ユースアドバイザー養成プログラム」の資料や「自己理解」をテーマとして取り上げている動画などを用いて確認し、その後、気づいたこと、考えたことなどを話し合いました。

 自己理解という言葉は普段からよく耳にする言葉ですが、皆さんのお考えをお聞きし、改めていろんな角度から考えてみることができました。

 皆さまからいただいたご意見や感想の一部をご紹介させていただきます。

・近年、キャリア教育や就活指導の中で「自己理解」を扱うことがあり、企業が求める価値に合わせた「自己理解」を求められることに学生が戸惑うことがある。

・自分らしさは自分の中にしかないわけではなく、他者との関係性の中で自分らしさが発見されるので はないか。

・自己理解はあくまで主観的なものであり、客観的な自己理解というものはあり得ないと思う。

・「自己理解」をすることが望ましいことのように言われる風潮があるが、必ずしもそうではないのではないか。自分に受け入れる余裕があればよいが、そうではないときもある。

・自己理解をテーマに意見交換をさせて頂き、「自己理解」について考え直す機会となりました。自己理解が本当に必要なのか?自己理解の困難さ、自己理解を強要する児童福祉、個性を尊重しつつも活かそうとしない社会、ネガティブケイパブリティ(答えのない出ない事態に耐える力)と自己受容の必要性など、自分だけでは考えが及ばない話を聞けたことが良かったと思いました。今後も、自己理解を深めていきたいと改めて思えました。

・全員で参加でき、議論しながら問題を深めることによって新しい発見ができて良かったです。今回は「自己理解」について、「受容」「価値」「他者との関係」など様々な観点から検討でき有意義でしたが、機会があれば同じテーマについて「身体性」の観点からも検討したいと思いました。

 次回の勉強会は、2月18日(日)15時~17時に開催します(2月も第3日曜日となっておりますので、ご注意ください)。テーマは調整中ですので、決まりましたら改めてお知らせいたします。

 みなさまのご参加をお待ちしております。

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